不動産鑑定士は、不動産関係の資格の最高峰とも言われ、司法試験、公認会計士に並んで最も難しい資格の一つとされています。合格すれば、不動産会社等での昇進や転職に有利になります。また、不動産鑑定士として独立して仕事をすることもできます。
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不動産鑑定士資格試験のヒント 分厚いテキストは手抜きのテキスト
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資格試験を受けるに当たっては誰もがテキストを利用することになると思います。
では、テキストはどんなものを選べばいいのか?
書店に行くと、いろいろなテキストがあります。分厚いテキストもあれば、薄いテキストもあります。
受験生としては、分厚いテキストならば試験範囲を余すことなく網羅しているので、これを完璧にやれば合格できる。と安心感を感じると思います。
一方、薄いテキストだと、これだけで本当に合格できるのかと不安になってしまうものですよね。
分厚いテキストと薄いテキストが並んでいる場合、どちらを利用するのが正解なのか?
結論から言うと、薄いテキストです。
受験生のときは、分厚いテキストで勉強したほうがいいと考えてしまいがちですが、分厚いテキストだと、やらなくていいような分野まで勉強することになってしまうのです。
薄いテキストならば、合格に本当に必要なことに絞って勉強できるので効率的に合格を目指すことができます。
もう1つ、忘れてはならないことが、分厚いテキストを作っているスクールは試験問題の分析能力に疑問があるという点です。
資格スクールではテキストを作るときどうやって作るのか、ご存知でしょうか?
テキストを作るに当たっては、まず過去問の出題範囲を把握します。その上で、出題された分野についての原稿を書き上げます。さらに付け足す形で、関連する論点、未出題の論点を書き加えていきます。
関連する論点、未出題の論点を書き出すことはそんなに難しいことではありません。とにかく網羅してしまえばいいのですから、がんがん書けてしまうわけです。
そうすると、ものすごい分厚いテキストが完成することになります。それをそのまま出しているのが分厚いテキストなのです。
受験生のことなどお構い無しです。とにかく厚くして値段も高くして売ろう。受験生が無駄な勉強をすることになっても知ったこっちゃない。というわけですから手抜きもいいところです。
一方、薄いテキストはどうやって作るかというと、ものすごい分厚い状態の原稿をもう一度検討しなおして、近年の出題傾向などを参考にしながら、不要な論点をそぎ落としていくのです。
これは、大変な作業です。試験問題に関して高度な分析能力を有していることが求められます。
多すぎても無駄なテキストとの評価がなされてしまいますし、薄っぺら過ぎて重要な分野が盛り込まれていなくても駄目です。
どこまで盛り込めばいいのか非常に悩みます。でも受験生に無駄な勉強はさせたくない。本当に必要なことだけを勉強して効率よく合格を勝ち取ってほしい。そう思いながら、無駄な部分をそぎ落としているのです。だから、大変な手間がかかります。
そうして、ようやく完成するのが薄いテキストなのです。
製作過程を見れば、薄いテキストが、受験生のために考え出された労作であることが分かるはずです。
今の時代、やたらと分厚くて、試験に必要ない分野まで盛り込まれているテキストなど利用する必要はないのです。薄いテキストで勉強して効率よく合格を目指すべきです。
おすすめのスクール
不動産鑑定士試験対策講座を行っている学校は少ないですが、法律系資格のスクールとしては最大手の学校である
LEC
とTACで不動産鑑定士試験対策講座を行っています。
どちらが優れているかといえば甲乙つけがたいです。
合格に必要なものはすべてそろっています。
講義、演習講座、模擬試験。そして、分かりやすいテキストと過去問。
これらのすべてが完璧にそろっています。
後は各個人の好み次第ということになります。無料体験講座などを利用してみて、自分に合う方を選ぶといいでしょう。
私が受験生のときは、
LEC東京リーガルマインド
(
LECオンライン本校
)
で勉強しました。通信スタイルの講座が充実していたからです。
なお、どちらを選ぶにしても、模擬試験だけは、LECとTACの両方の試験を受けるようにしたほうがいいです。模擬試験のスケジュールが重なる場合でも、通信制度などを利用して、問題と解説だけは入手するべきです。
合格する人のほとんどは、LECとTAC両方の模擬試験を受けていますし、模擬試験で出題される分野というのは、その年の本試験で狙われやすいので、受けておかなければかなり不利です。
おすすめの教材
独学で不動産鑑定士試験に挑戦する方におすすめの教材
法律、会計の勉強をしたことがあるならば、独学で弁理士試験合格を目指すことも不可能ではありません。 弁理士は、100点満点を取らないと合格できない資格ではなくて、全体で6割以上得点できれば合格できる資格です。独学で合格を目指すのであれば、細かいことにこだわりすぎずに、合格に必要な事項だけを徹底的に叩き込むことが大切です。
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