不動産鑑定士は、不動産関係の資格の最高峰とも言われ、司法試験、公認会計士に並んで最も難しい資格の一つとされています。合格すれば、不動産会社等での昇進や転職に有利になります。また、不動産鑑定士として独立して仕事をすることもできます。
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不動産鑑定士試験に独学で挑戦する方へ
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不動産鑑定士試験に独学で挑戦する方へ
不動産鑑定士試験に独学で合格している人もたくさんいます。
昔は、簡単だったけど、今は、難しいから無理だと思う人もいるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
やり方さえ、間違えなければ、独学でも合格は勝ち取れます。
独学で勉強する際には、注意したいことが3つあります。
1、分かりやすいテキストを利用する テキストだけが頼りになるわけですから、とにかく分かりやすいテキストで勉強しましょう!
2、過去問は解説が充実しているものを 過去問は問題を解くことより解説を読むことのほうが大切です。詳しく解説されている過去問を選びましょう。
3、模擬試験、演習講座は受けよう 予備校には、通わなくても模擬試験だけは受けて、本試験の雰囲気を掴もう。どうしても、予備校にいけないなら、最低限、市販の予想問題集や受験雑誌には目を通そう。
独学で受験する方にお薦めの教材
<短答式対策>
・鑑定理論
要説不動産鑑定評価基準
鑑定理論の基本書です。試験はこの基本書から出題されるのでしっかりと読み込んでいきましょう。このテキストは専門的な内容であるため、理解することが難しい分野もあると思います。そんなときは、以下のような参考テキストを併用することをお薦めします。
(参考テキスト)
不動産鑑定士
鑑定理論の要点整理 図表を多用したコンパクトな要点整理集です。短答式対策としてはこれを完璧に仕上げれば十分です。
不動産鑑定評価基準暗記読本
短答式だけでなく論文式対策としても役立つ暗記読本です。効率のよい基準の暗記とより高深度の基準の理解に役立ちます。
・行政法規
不動産鑑定
行政法規の知識
不動産鑑定士試験で問われる行政法規が細かくまとめられています。この一冊を仕上げれば、行政法規は完璧です。宅建を受けた方は、宅建のテキストを併用して勉強すると暗記しやすいと思います。
・短答式過去問 テキストで勉強して一通り理解したら過去問に取り掛かりましょう。過去問は問題を解くことより解説を読むことのほうが大切です。詳しく解説されている過去問を選びましょう。
短答式過去問は、TACの不動産鑑定士短答式試験
鑑定理論過去問題集 、不動産鑑定士
不動産に関する行政法規過去問題集
がお薦めです。
<論文試験対策>
・民法 民法については宅建のテキストで勉強しただけの知識があれば特別な基本書は不要です。司法試験用の基本書だとやりすぎです。過去問で論文を書く練習を繰り返すようにしましょう。 過去問はTACの不動産鑑定士
民法 基本論点問題集
がお薦めです。
・経済学 経済学は、宅建では問われないため、勉強したことがない方は、個別に対策を考える必要があります。 独学で勉強するならば、試験対応
らくらくミクロ経済学入門 、試験対応
らくらくマクロ経済学入門
などのテキストで勉強するといいでしょう。 一通り理解したらひたすら過去問を解いていきましょう。 過去問は、TACの不動産鑑定士
経済学過去問題集
がお薦めです。
・会計学 会計学は、日商簿記1級レベルの知識が要求されます。ですから、勉強したことがない方は、できれば、日商簿記1級の勉強をすることをお薦めします。 なお、日商簿記1級の勉強をしている暇がない方は、テキスト
会計学 (不動産鑑定士Pシリーズ)
等のテキストで勉強するといいでしょう。 そのうえで、過去問をひたすら解いて慣れることが大切です。 過去問は、TACの不動産鑑定士
会計学 基本問題集
がお薦めです。
・鑑定理論(理論) 鑑定理論(理論)の基本テキストは、短答式対策で紹介したものを利用するとよいでしょう。 過去問については、TACの不動産鑑定士
論文式試験 鑑定理論過去問題集
がお薦めです。1965年(昭和40年)からの過去問が全部収録されており、すべてこなせば合格できるだけの実力が身につきます。
・鑑定理論(演習) 鑑定理論(演習)のテキスト、問題集は、あまり充実していません。 最もお薦めなのが、Wセミナーの不動産鑑定士演習問題練習帳シリーズ
です。 テキストと問題集を合わせたタイプのテキストで、解説や解き方の説明が充実しています。このシリーズをこなせば、鑑定理論(演習)は十分です。
模擬試験は予備校で受けよう
模擬試験は、ありとあらゆる予備校のものを受けるのが一番よいでしょう。しかし、模擬試験開催日が重なるので、全部の予備校の模擬試験を受けることは不可能です。そこで、一番お薦めの予備校を紹介します。
一番お薦めなのは、
LEC東京リーガルマインド
(
LECオンライン本校
) です。
模擬試験の回数も十分ですし、本試験での的中率も高いことで知られています。模擬試験と似た問題が本試験でもよく出題されています。9月くらいから申し込み受付をしているので、チェックしてみてくださいね。
最後に、モチベーション維持に役立つ本を紹介します
不動産鑑定士試験の勉強をしていると、モチベーションが下がってくることもあるではないでしょうか。
テキストを読んでいても理解できないことがあったり、なかなか覚えることができなかったり、過去問を解いてもなかなか正答を導き出せない。
しまいには、「なんのために不動産鑑定士試験の勉強をしているんだろう?」と投げ出しそうになる。
そんなときは、「不動産鑑定士になる!?
(How nual資格がとれる)
」という本を読んでみてください。
合格者の生の意見や試験勉強の進め方等がまとめられているため、勉強方法を見直すのに参考になります。
また、不動産鑑定士の仕事の流れなども記載されているので、合格後のイメージを思い浮かべることがやる気を取り戻すのにも役立ちます。
不動産鑑定士の受験を決めたら、手元に一冊置いておくことをお薦めします。
独学で合格を目指す皆さん。ぜひ、参考にしてくださいね。
おすすめのスクール
不動産鑑定士試験対策講座を行っている学校は少ないですが、法律系資格のスクールとしては最大手の学校である
LEC
とTACで不動産鑑定士試験対策講座を行っています。
どちらが優れているかといえば甲乙つけがたいです。
合格に必要なものはすべてそろっています。
講義、演習講座、模擬試験。そして、分かりやすいテキストと過去問。
これらのすべてが完璧にそろっています。
後は各個人の好み次第ということになります。無料体験講座などを利用してみて、自分に合う方を選ぶといいでしょう。
私が受験生のときは、
LEC東京リーガルマインド
(
LECオンライン本校
)
で勉強しました。通信スタイルの講座が充実していたからです。
なお、どちらを選ぶにしても、模擬試験だけは、LECとTACの両方の試験を受けるようにしたほうがいいです。模擬試験のスケジュールが重なる場合でも、通信制度などを利用して、問題と解説だけは入手するべきです。
合格する人のほとんどは、LECとTAC両方の模擬試験を受けていますし、模擬試験で出題される分野というのは、その年の本試験で狙われやすいので、受けておかなければかなり不利です。
おすすめの教材
独学で不動産鑑定士試験に挑戦する方におすすめの教材
法律、会計の勉強をしたことがあるならば、独学で弁理士試験合格を目指すことも不可能ではありません。 弁理士は、100点満点を取らないと合格できない資格ではなくて、全体で6割以上得点できれば合格できる資格です。独学で合格を目指すのであれば、細かいことにこだわりすぎずに、合格に必要な事項だけを徹底的に叩き込むことが大切です。
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