役立つ資格を取ろう　税理士資格試験

税理士は、税務代理、税務書類の作成、税務相談、会計業務等を行う国家資格者です。仕事の性質上、企業の数だけ仕事があるといっても過言ではありません。ＩＴ化がすすんでおり、会計ソフトなども充実していますが、まだまだ仕事はあります。最近では、租税に関する訴訟の補佐人としての仕事も増えています。

税理士と公認会計士の違い

税理士と公認会計士は似たような仕事をしていると思いがちですが、実際の仕事内容はまったく違います。

公認会計士は、主に、監査業務（企業が作成した財務書類の内容が適正に表示されているかを第三者として意見を表明すること）を行っています。
大手の監査法人などが主に、監査業務を行っています。

また、大手の監査法人でなくても、公認会計士事務所というのを街中などで見かけると思いますが、そういった、公認会計士事務所では、監査業務よりも、税理士業務のほうが中心になっているようです。
ですから、一般の方にとっては、税理士と公認会計士の違いが分からないということになるようです。

税理士
＜独占業務＞
・税務代理
・税務書類の作成
・税務相談
＜その他の業務＞
・コンサルティング
・会計業務
＜顧客層＞
・中小企業の税務が中心（中小企業は、日本で２５０万社程度）
・個人

公認会計士
＜独占業務＞
・財務処理の監査・証明
＜その他の業務＞
・会計・税務
・コンサルティング
・株式公開支援
＜顧客層＞
・大企業（資本金５億円以上）が中心。（大企業は、日本で１万社程度)



税理士と公認会計士のどちらをとるべきか迷っている方もいらっしゃると思います。

公認会計士の場合は、現在のところ、資格が生かせる場が、監査法人に限定されています。
小さな公認会計士事務所ですと、結局、税理士業務が中心になりますから、公認会計士試験の勉強で得た知識はあまり役に立ちません。
それよりも、税理士試験で勉強して税法の知識を身につけた方のほうが、採用もされやすいですし、実務でも役に立つはずです。

ですから、監査法人で働きたいというのでしたら、公認会計士を目指し、一方、将来、独立したい方やとりあえず、会計関係の資格を生かして仕事をしたいと思っている方は、税理士試験の勉強をするようにすると良いのではないでしょうか。

これから、税理士試験の勉強を始める方は参考にしてください。

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